才媛、モデル、サッカー選手... 世界を騒がせる注目の王室メンバーたち
TEN NOTEWORTHY ROYALS
ファイク・ボルキア(20)
Faiq Bolkiah
ブルネイ
世界で最もリッチなサッカー選手はクリスティアーノ・ロナウドでもリオネル・メッシでもない。英プレミアリーグのレスターシティーに所属するファイクだ。彼の伯父は、世界有数の大富豪であるブルネイ国王。異例の王族サッカー選手となったファイクはアメリカ生まれで、英プレミアリーグのクラブの下部組織で実力を磨き2016年にレスターと契約。U-23ブルネイ代表でもある彼がサッカーの実力でも稼げる選手に成長するかは、未知数だ。
ハラルド5世国王(82)
Harald V
ノルウェー
威厳あふれるたたずまいの中に、理想と情熱を秘める国王。民間人であるソニアとの交際が物議を醸したが、彼女と結婚できなければ一生独身で王位も継承しないと宣言し、意志を貫いて1968年に結婚した。2016年、ヨーロッパが難民危機に襲われ、移民に寛容なノルウェーでも排外主義が高まるなか、ガーデンパーティーの席で多様性や同性愛者の権利を訴えた熱い演説が話題に。その動画がネット上で異例の拡散、大ヒットし、国民の感動を呼んだ。
ムスワティ3世国王(51)
Mswati III
エスワティニ(旧スワジランド)
14歳で王位継承者に選ばれた際には実母が摂政を務め、18歳の成人に達した1986年に正式に即位した。既に15人の妻を持つムスワティだが、毎年一度、国中から数万人の少女たちを集め、国王の前で上半身裸で「処女ダンス」を踊らせ、その中から新たなお相手を選ぶのが恒例行事に。絶対君主制でムスワティが強大な権力を握るこの国は、成人のHIV感染率が世界一高く、平均寿命が49歳、失業率は25%と、問題だらけだ。
<2019年5月14日号掲載>
※この記事は本誌「日本の皇室 世界の王室」特集より。詳しくは本誌をご覧ください。
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