才媛、モデル、サッカー選手... 世界を騒がせる注目の王室メンバーたち
TEN NOTEWORTHY ROYALS
ハムダン王子(36)
Hamdan bin Mohammed
アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ
誰でもSNSではリア充をアピールしたいものだが、ドバイ皇太子のハムダンはスケールが桁違いだ。端正な顔立ちで個人資産額は推定120億ドルともいわれる大富豪、英陸軍士官学校で学んだエリートで独身、となれば熱い視線を浴びるのも当然。インスタグラムのフォロワー数は780万人に上り、ワイルドな鷹狩りの場面や肉体美を披露してマリンスポーツを楽しむ姿、スカイダイビングで空から自撮りした写真などを惜しげもなく披露している。
ニコライ王子(19)
Nikolai
デンマーク
長身に端正な顔立ち、モデル級のルックスの王子は、昨年2月に本物のランウェイでプロのモデルとしてデビューした。女王マルグレーテ2世の次男ヨアキム王子と、香港出身のアレクサンドラ元妃(2005年に離婚)の間に誕生し、アジア系の血も引いている。王位継承順位は7位と低く、18歳の成人後に公費が割り当てられないため、モデル業は生計を立てる手段でもある。おとぎ話の世界から飛び出した王子さながらだが、現実はシビアだ。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)
Mohammad bin Salman
サウジアラビア
近代化を進める改革者か、権力維持を最優先する独裁者か――。実父サルマン国王の右腕として、国家運営を一手に担う。石油依存からの脱却を唱え、女性の自動車運転を解禁するなど改革を推し進める一方で、政敵や活動家を拘束し、イエメン内戦に介入する強権ぶりを見せつけてきた。極め付きが2018年10月にトルコで起こったジャーナリストのジャマル・カショギ殺害事件。ムハンマドが殺害を命じた疑惑が高まり、国際社会から強い非難を浴びた。
ラニア王妃(48)
Rania al-Abdullah
ヨルダン
女性王族が姿を見せない中東において表舞台で活躍し、社交界の花、中東一の才媛とうたわれる。クウェートでパレスチナ人医師の娘として生まれ、イラクのクウェート侵攻後にヨルダンに移住。シティバンクに勤務するごく普通のキャリア女性だったが、アブドラ皇太子(当時)に見初められ、1993年に結婚した。社会的弱者の地位向上に取り組み、ユニセフ(国連児童基金)大使も務めるラニアは、ビジネスの才能と人脈、社交性を最大限に発揮している。