才媛、モデル、サッカー選手... 世界を騒がせる注目の王室メンバーたち
TEN NOTEWORTHY ROYALS
(左から)ブルネイのファイク・ボルキア(DARREN WALSH-CHELSEA FC/GETTY IMAGES)、英メーガン妃(SAMIR HUSSEIN-POOL-WIREIMAGE/GETTY IMAGES)、デンマークのニコライ王子(VICTOR VIRGILE-GAMMA-RAPHO/GETTY IMAGES)、エスワティニのムスワティ3世国王(IHSAAN HAFFEJEE-ANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES)
<ロイヤルベビー誕生が伝えらえた英メーガン妃など、話題に事欠かない各国の王族10人を紹介。現代社会に受け入れられるため「君主」たちはどう変容してきたか。その一端を垣間見るためにも、知っておきたい王族がいる>
※5月14日号(5月8日発売)は「日本の皇室 世界の王室」特集。民主主義国の君主として伝統を守りつつ、時代の変化にも柔軟に対応する皇室と王室の新たな役割とは何か――。世界各国の王室を図解で解説し、カネ事情や在位期間のランキングも掲載。日本の皇室からイギリス、ブータン、オランダ、デンマーク王室の最新事情まで、21世紀の君主論を特集しました。
ワチラロンコン国王(66)
Vajiralongkorn
タイ
国民からの人気絶大だったプミポン前国王の死去に伴い2016年に即位したが、皇太子時代からワチラロンコンの評判はすこぶる悪かった。3度の離婚を経験し、王室行事に興味を示さず、外国に滞在してばかりの遊び人とみられ、派手なパーティーの様子やタトゥー姿などが報じられてすっかり変人扱い。今年3月に実施された民政移管のための総選挙後も情勢が不透明ななか、国王が軍からの独立と自らの権力強化を狙っているとの臆測も流れている。
ビクトリア皇太子(41)
Victoria
スウェーデン
王位継承順位1位で、即位すれば1720年以来の女王となる(上写真左)。米エール大学に学び、陸軍で訓練も受けるなど、強靭な帝王学をたたき込まれた。一方で、摂食障害の過去を公にするなど弱さもさらけ出している。当時、体力作りのため通ったジムで出会ったのが、トレーナーだったダニエル(右)。当初は交際を猛反対されたが、教養を身に付ける訓練を7年続けて認められ、2010年に結婚。2人の子供に恵まれ、今では国民の人気も絶大の夫婦だ。
メーガン妃(37)
Meghan Markle
イギリス
ヘンリー王子と昨年5月に結婚。離婚歴のあるアメリカ人女優で活動家、ヘンリーより年上で母親は黒人、と異例ずくめで、新時代の王室を形作ると期待を集めた。メディアに終始追われ、身に着けた服などが飛ぶように売れる現象は「メーガン効果」と呼ばれる。第1子妊娠中からバッシングが激化し、親族のトラブルやキャサリン妃との不仲説、エリザベス女王との確執の噂などが次々報じられるように。善くも悪くも英王室で一番の注目を集める存在だ。