最新記事

動物

お騒がせYouTuberが愛したセレブ犬、襲われて死ぬ

Logan Paul’s Dog Kong Da Savage Has Passed Away

2019年4月9日(火)15時12分
スティーブン・アサーチ

ローガン・ポールは「コング」にぞっこんだった Logan Paul Vlogs/YOUTUBE

<青木ヶ原樹海で撮影した自殺遺体の映像をYouTubeに投稿して世界中から批判を浴びたローガン・ポールが、愛犬の悲劇で見せた意外な一面>

人気ユーチューバーのローガン・ポールの愛犬「コング」がロサンゼルスで野生のコヨーテに襲われて死亡した。本人がストーリー機能を使ってインスタグラムに投稿した防犯カメラ映像には、ポール宅の前庭に現れた2匹の野生のコヨーテが映っている。2匹はコングが吠え始めると柵を飛び越えて中に入り、コングをさらった。コングが生きている姿が確認されたのは、それが最後だった。

「普段はどう猛なのに(『Kong Da Savage=どう猛なコング』というのがコングの愛称)今回は勝てなかった」と、ポールはインスタグラムに書いている。「勝ち目なんか全然なかった」

コングはポールが2017年5月にファンから買い取って以降、インフルエンサーとしてインスタグラムに単独のアカウントを持ち(kongdasavage)、フォロワーは300万人近くにのぼっていた。同アカウントには死後、コングの思い出の写真が投稿されている。


コングの死後、ポールはYouTubeに投稿した動画の中で自分の気持ちを語った。長さ12分のこの動画は公開から1日足らずで400万回近く再生された。彼の熱狂的なファンではない人々の心も引きつけており、お悔やみの言葉から怒りの言葉まで、さまざまなコメントが寄せられている。あるユーザーは「エイプリル・フールの冗談だったらいいのに」と投稿。別のユーザーは「私はあなたのファンではないが、この動画であなたに対する見方が変わった」とのコメントを投稿した。

コングに何が起こったのか語るポール。始まりと終わりにコングとの思い出の動画がある


2018年は数々の騒動で注目の的に

YouTubeコミュニティーの面々は一丸となって、ポールとコングへの支持を表明。この一年ポールと対立関係にある人気ユーチューバーのKSIも、お悔やみのメッセージをツイートした。

ローガン・ポールにとって2018年は大変な年だった。愚かにも日本の青木ヶ原樹海で自殺遺体を撮影した動画をYouTubeに投稿したことで批判が殺到。その後の数カ月はYouTubeを離れ、KSIとのボクシング試合に向けたトレーニングに没頭したこともあった。その間、ずっとコングと一緒だった。

View this post on Instagram

half king. half kong. full savage.

King Kong Da Savage Pomさん(@kongdasavage)がシェアした投稿 -


20190416cover-200.jpg

※4月16日号(4月9日発売)は「世界が見た『令和』」特集。新たな日本の針路を、世界はこう予測する。令和ニッポンに寄せられる期待と不安は――。寄稿:キャロル・グラック(コロンビア大学教授)、パックン(芸人)、ミンシン・ペイ(在米中国人学者)、ピーター・タスカ(評論家)、グレン・カール(元CIA工作員)。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ロシアに高関税・制裁警告 ウクライナ合

ビジネス

スイス中銀、マイナス金利再導入可能 物価と為替を注

ワールド

イラン副大統領、トランプ氏の「合理的行動」に期待

ワールド

フーシ派、日本郵船運航船の乗員解放 拿捕から1年2
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 3
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの焼け野原
  • 4
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピ…
  • 5
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    【クイズ】長すぎる英単語「Antidisestablishmentari…
  • 8
    トランプ就任で「USスチール買収」はどう動くか...「…
  • 9
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 10
    「後継者誕生?」バロン・トランプ氏、父の就任式で…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中