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移民米移民収容施設でまた子供が死亡、今度は8歳男児
Another Migrant Child Dies in Border Patrol Custody
メキシコとの国境の町テキサス州エルパソにやってきた不法移民と子供たち(2018年12月25日) Jose Luis Gonzalez-REUTERS
<今月初めに亡くなった7歳女児と同じく、拘束されてすぐの死。いったい何が起こっているのか>
米税関・国境取締局(CBP)は、拘束していた8歳のグアテマラ人の少年が12月25日に死亡したことを認めた。
少年は、クリスマスにあたる12月25日の真夜中すぎに、ニューメキシコ州アラモゴードにあるジェラルド・チャンピオン地域医療センターで死亡した。少年は、父親とともにCBPに拘束されていた。
米国土安全保障省(DHS)の公式声明によれば、米国境警備隊の隊員が24日に不調に気づき、少年を父親とともに近くの病院に搬送したという。
テキサス州選出の下院議員ホアキン・カストロは声明のなかで、この少年の名をフェリペ・アロンゾ・ゴメスと明かし、「これまで何人の子どもがCBPの拘束下で死亡したのかを含め、多くの疑問がまだ答えられていない」と述べた。
CBPによれば、少年は当初、風邪と診断されたが、その後急に高熱が出たという。抗生物質のアモキシリンと解熱剤のイブプロフェンを処方され、24日午後に病院から施設に戻った。死亡したのは、そのすぐあとだ。
正式な死因は、まだ明らかになっていない。CBPによれば、現在は公式な調査を実施している最中であり、さらなる情報があれば、入り次第公表するという。
独房に入れられていた?
グアテマラの外相によれば、少年と父親は先週テキサス州エルパソでアメリカに入国した。AP通信によれば、その後23日に約160キロほど離れたニューメキシコ州アラモゴードにある国境警備隊の施設まで移動させられたという。
CBPの関係者がワシントン・ポスト紙に語ったところによると、父親と少年は、収容所が過密状態であることから、ラス・クルーセスとアラモゴードの間にある検問所の狭い独房に入っていたという。検問所で拘束されている子どもは、屋外に出ることを許されていない。
CBPの拘束下にある子どもが死亡したのは、12月に入ってからこれで2人目だ。7日には、ジャクリン・カールという7歳のグアテマラ人少女が、父親とともに拘束された数時間後に死亡している。
グアテマラ政府は少年の死亡に関する通知を受けており、「現在、父親やグアテマラにいる親族と連絡をとっている」とCBPは述べている。国土安全保障省(DHS)の監察総監室と、しかるべき議員にも連絡したという。
DHSは25日のリリースで、「不法に、もしくは許可なく米国国境に達した、同伴者のいない子どもや家族の数は、依然として大きく増加している」と書いている。「そうした人々は、既存の法に従い退去させるか入国させるかを審理するあいだ、連邦政府施設に留め置かれる。拘留中は、医療検診を行い、必要があれば治療も施す」
(翻訳:ガリレオ)
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