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アシッドアタック

酸攻撃に遭い地獄を見た女性「誰にも醜いとは言わせない」

The Acid Attack Victim Setting a New Beauty Standard

2018年9月21日(金)20時15分
ホリー・スネリング

「ひどく醜い姿」──英デイリーメール紙がジーの悲劇を報じる見出しに使った言葉だ。ジーは、この言葉に奮い立った。メディアがもつ旧態依然とした美しさの基準を変えなければ、と思ったのだ。

「そんな言葉を目にするのが当たり前になっている。それが他人にどんな影響を及ぼすか、誰も考えようとしない」と、ジーは言う。

「体や顔が変形した人に対するメディアの扱いは間違っている。外見の捉え方を正常に戻す必要がある。外見で人を批判するのはやめなければならない」

そこで彼女は、過激な行動に出た。インスタグラムで、「世間的には美しいとは言えない自分の画像を投稿してくださいと呼び掛けた」のだ。ハッシュタグは、「#settingthestandard(新しい基準を作ろう)」だ。

想像した以上に多くの投稿が集まった。「丸2日間はインスタ漬けだった」と、彼女は振り返る。世界中から投稿がきた。皆が、ジーのハッシュタグとともに自分が最も隠したかった写真を投稿してくれた。

「オーストラリアとか、地球の反対側からもメッセージをもらえるなんて、本当に素敵。でもいちばん素敵なのは、私のしたことが他の人の助けにもなったこと」と、彼女は言う。

恐ろしい経験の後で、なぜ自信を回復できたのか。「時間のおかげ」と、ジーは言う。「自分の気持ちを正直に話せる家族や友人がそばにいてくれた」

(翻訳:河原里香)

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