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タイ

洞窟からの脱出を映画に!ハリウッドプロデューサーが早くも現地で聞き込み

2018年7月11日(水)17時30分
デービッド・ブレナン

ピュア・フリックスはキリスト教系の映画制作会社で、これまでで最も知られている作品は、2014年の映画『God's Not Dead(日本タイトル:神は死んだのか)』だ。この作品には、ディーン・ケインや、テレビドラマ『ヘラクレス』の主演俳優ケビン・ソーボが出演している。

ただ、こうした行動を無神経だと考える人もおり、なかには搾取的行為だとする声もあるが、スミスはAAP通信に対し、次のように語っている。「ほかの制作会社も押し寄せるだろう。迅速に行動する必要があるんだ」

今回の救出劇は世界の注目を集め、世界中のいたるところにいる見物人たちが、最後のひとりが救出されるまで息をのんで見守った。脱出経路は危険で、少年たちは水没したトンネルを抜けなければならない。トンネルは狭く曲がりくねっており、暗くて視界限られている。訓練を積んだプロにとっても厳しいのに、少年たちは潜水どころか泳ぎもできない者もいた。7月6日にはタイ海軍特殊部隊に所属の潜水士サマン・クナンが、トンネル内で酸素が尽きて死亡している。

(翻訳:ガリレオ)

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