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中国サッカーファンが日本チームを大絶賛!

ロシアW杯決勝トーンメントの日本ベルギー戦(7月3日) Murad Sezer-REUTERS

W杯の日本ベルギー戦を受け、中国のネット空間は日本チームへの絶賛と羨望に満ち溢れた。体格的に劣るアジア人が「赤い悪魔」から2点を奪ったことに対する尊敬の念を隠さない。それに対してCCTVはどう報道したか?

中国大陸のネット空間には、サッカーファンたちの何十万というコメントが満ちている。その中から適切な意見を抜き出すのは多少の困難を伴うが、圧倒的多数が日本チームを礼賛していた。代表的な意見をいくつか拾ってみよう。

日本チームは尊敬に値する!――西野監督礼賛も

●たしかに日本はベルギーとの戦いで最終的に敗けはした。しかしあの強豪「紅い悪魔」から2点を奪ったのだ。その原因はどこにあるのか?

●組織力と精神力だよ!

●アジアで唯一、16強まで上り詰めた。8強にはなれなくても、アジア人だってあの背の高い欧米人に勝てるんだってことを教えてくれた。

●中国は日本に学ぶべきだ。

●俺は日本は好きじゃないけど、でも今回の日本は凄かった。正直、羨望の気持ちでいっぱいだ。

●日本チームに対しては、「尊敬する!」、そのひとことしかない。尊敬に値する!

●でもさ、西野が辞めて、クリンスマンとかってのが次の監督になる可能性があるってネットに書いてあるけど、なんだろう、この気持ち。それって面白くないよな?あの西野と今回の日本チームがあってこその、あの訳の分からないような熱気だったんじゃないのかな。西野が代わって応援する気になる?

●もう二度とない、なんか、奇跡だったような組み合わせ。最初は老婆のような顔をしているって思ったけど、終わってみると、あの西野があってこそ、チームの一体感があったんじゃないか?

●あれはもう、二度とない。サッカー史上の一瞬の夢だった。

体格と体力の差――西野監督に対する恨みも

●日本人は背が低い。ベルギーのあの圧倒的な身長の差と巨大な体躯に勝てるはずがない。それが体を張って強靭な精神力と組織力で「紅い悪魔」から2点もゴールを奪ったシーンは、同じアジア人として誇りに思った瞬間だった。中国チームだって、訓練すれば、日本チームのようになれるのかもしれない。その勇気を与えてくれた。

●そう、後半の最後の方は、まるで巨人と小人のような差を見せつけられた。体力的にも限界だったのではないのか。

●なぜ西野監督はもっと早く選手交代をさせなかったのか。それが悔しくてならない。ベルギーは選手交代をした瞬間に凄まじい勢いで反撃していったじゃないか。体格の差だけの問題じゃない。体力の限界だったんだよ。

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