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米朝会談の勝者

普通の国になりたい北朝鮮 国際社会が今やるべきことは?

2018年6月20日(水)11時50分
ギウク・シン(スタンフォード大学アジア太平洋研究センター長)、ジョイス・リー(同センター研究員)

普通の国として国際社会の認知を得たい。そういう最近の北朝鮮の姿勢が本物かどうかは分からない。しかしそれでも、私たちは北朝鮮と金正恩を迎え入れ、国際ルールにのっとって普通の国として、普通の指導者として扱われることの心地よさや大切さを、彼らに経験させてやるべきだ。長くて困難な道だろうが、私たちは北朝鮮をあらゆる面で「普通の」国とする努力を続けるべきだ。

CVIDは短期的ないし中期的な目標の1つにすぎない。それだけでは北朝鮮の長期的な脅威の解決にならない。今後に必要なのは、もっと包括的な工程表だ。あの国を安全保障面でも経済面でも好ましい方向に変えていき、安定した普通の国へと導くレールに乗せ、核兵器に頼らなくても安心して国際社会の一員となれるようにする工程表だ。

何はともあれ、北朝鮮と付き合うプロセスは始まったばかり。根気よく続けよう。いずれ北朝鮮が普通の国になれば、CVIDは達成できる。だがそれを強要するだけでは、北朝鮮は普通の国に変われない。

From thediplomat.com

【ニューストピックス/関連記事一覧】米朝合意、確証なき非核化への道

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