外では「可愛い系」でも家では...! 忖度は日本だけじゃなかった
若者はそんなに気にしていない?
ビールを避ける女性のうち5人に1人は、カロリーの高さを気にしているが、それ以上に多かったのは3人に1人が支持した、「ビールを飲むことで他人から批判されるのを恐れている」という考え。
18~44歳の女性の場合、異性がいる中でもビールを選ぶと答えたのは39%で、まずまずの割合だが、45歳以上の女性で区切るとわずか20%にとどまる。女性でも世代による、ビールの捉え方の違いが鮮明だ。
レポートの共同執筆者リサ・ハーロウは、「女性が、カロリーや味に対する自己イメージや先入観など、ビールに対する間違った考えを未だに持っていることは明らか」と指摘。「ビールを飲まない理由として、多くの女性が『他人による批判』を挙げたことは、現代において落胆すべき結果だ。大物有名人が、ビールを飲むことは好ましいことだと女性に主張する必要があるのかもしれない」。
ハーロウは、ビールと性別の問題は切り離せないという。例えば、ビールに対する認識にはじまり、瓶の形状、アルコール含有量、消費スタイルまで、様々な側面から手を付けることはできるのに、議論だけが続いている状態だ。女性のビール消費が社会的に許容される風土作りのために改善のメスが入っていない現状こそが、問題だと考えている。