最新記事

ダイエット

プロテインはいつ飲むのが正解?

2018年4月26日(木)18時45分
デーナ・ドビー

運動中にプロテインを飲む人もよく見かけるが EXTREME-PHOTOGRAPHER/iStock.

<プロテイン・ダイエット用のシェイカーボトル、痩せるためにいちばん効果的な出番はいつなのか>

ダイエットをする人にとって、プロテインは人気のサプリだ。だが、プロテインはいったいいつ摂るのがいいのかをご存じだろうか。最新の研究で、ダイエットに効果的なプロテインの摂り方が明らかになった。プロテイン・サプリは食間ではなく、食事と一緒に摂るほうが痩せるのだ。

米誌「栄養学レビュー」がオンラインで発表した研究で、プロテイン・サプリを食事と一緒に食べたグループと、食間に食べたグループを比べたところ、食事と一緒に食べたグループのほうがより多く脂肪を減らすことに成功し、食間に食べたグループは逆に体重が増加した。

食事と一緒にプロテインサプリを摂ったグループのうち体重が増えたのは56%で、食間に摂ったグループの72%より少なかった。

前者の94%は筋肉量が増え、後者では90%だった。脂肪が減ったのは食事と一緒の87%で、食間では59%。さらに脂肪に対する筋肉の比率は、前のグループでは100%が増加したのに対し、後者では84%にとどまった。

プロテインの意外な効果

この研究の資金の一部は、豚肉や卵、乳製品の業界団体が出しているので、食事からもっとタンパク質を摂ろうという意図が働いているのかもしれないが、食事と共にプロテイン・サプリを摂取するとダイエットを助ける効果があるのは確かなようだ。

プロテインを摂ると間食をする回数が減り、基礎代謝が上がり、食欲が抑えられる。いずれもダイエット成功の重要なカギだ。

減量したい人だけでなく、筋肉を増やしたい人にも有効だ。

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

クルド系勢力のシリア暫定政権合流、トルコが歓迎 安

ワールド

豪、米の鉄鋼アルミ関税に対抗措置取らず 首相「代償

ワールド

米教育省、職員の半数を一時帰休に トランプ大統領の

ワールド

米国抜きで軍幹部会合、西側諸国 ウクライナ停戦後の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 3
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 4
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 5
    スイスで「駅弁」が完売! 欧州で日常になった日本食、…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 8
    トランプ=マスク独裁は許さない── 米政界左派の重鎮…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    企業も働き手も幸せに...「期待以上のマッチング」を…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 10
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中