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生物化学兵器英中首脳が電話会談 化学兵器使用「場所、目的問わず容認せず」見解一致
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4月19日、英国のメイ首相は、中国の習近平国家主席と電話会談し、化学兵器の使用はその使用者や場所、目的にかかわらず容認できないとの立場で一致した。写真はバッキンガム宮殿で発言する同首相。代表撮影(2018年 ロイター)
英国のメイ首相は19日、中国の習近平国家主席と電話会談し、化学兵器の使用はその使用者や場所、目的にかかわらず容認できないとの立場で一致した。
首相報道官によると、メイ氏は、英南西部ソールズベリーで3月、元二重スパイのロシア人男性とその娘に軍用神経剤が使用された事件について、英国の領土における重大な攻撃であり、欧州では第二次世界大戦以来の神経剤使用だと指摘した。
また、シリアを巡っては「ロシアが外交措置を阻止したことは、(シリアの東グータ地区)ドゥーマのケースような攻撃を行った者の責任を追及する独立したメカニズムを再構築するため、国際社会が協力する必要性を明示している」との見解を習氏に伝えた。
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