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中東イエメン北部支配のフーシ派、空爆続行ならサウジへ一段のミサイル攻撃
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3月26日、イエメン北部を支配下に置く武装組織「フーシ派」の幹部は、サウジアラビアがイエメンへの空爆を中止しなければ、サウジにさらに多くのミサイルを撃ち込むと威嚇した。写真はフーシ派によるミサイルの破片で被害を受けた家。サウジアラビアのリヤドで撮影(2018年 ロイター/Faisal Al Nasser)
イエメン北部を支配下に置く武装組織「フーシ派」の幹部は26日、サウジアラビアがイエメンへの空爆を中止しなければ、サウジにさらに多くのミサイルを撃ち込むと威嚇した。
サウジ軍によると、25日深夜にリヤド上空でミサイル3発を撃ち落としたが、破片が民家に落下しエジプト国籍の男性が死亡し2人が負傷した。リヤドでミサイルによる死者が出たのはサウジがイエメン内戦に介入してから初めて。
サウジが主導する連合軍はフーシ派がイラン製のミサイルを使用していると非難している。サウジ軍の報道官は国連の枠組み内で国際法に基づき「適切な時期に適切な方法で」イランに反撃する権利を留保すると述べた。
フーシ派幹部でイエメン最高政治評議会議長のサレハ・サマド氏は首都サヌアで数万人の支持者を前に演説し、ミサイル攻撃を称賛した。連合軍が和平を求めて空爆をやめればフーシ派はミサイル発射を中止するが、空爆を続けるなら、あらゆる手段で反撃すると強調した。
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