ウクライナ、米の支援なしで存続できる可能性「低い」=ゼレンスキー氏
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ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、米国の支援なしにはロシアの攻撃に耐え抜く見込みはほとんどないと述べた。キーウで12日撮影。ウクライナ大統領府提供(2025年 ロイター)
Kanishka Singh
[ワシントン 14日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、米国の支援なしにはロシアの攻撃に耐え抜く見込みはほとんどないと述べた。
ゼレンスキー氏は、14日に公開されたNBCの報道番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューの抜粋で、「おそらく非常に困難になるだろう。そしてもちろん、どんな困難な状況でもチャンスはある。しかし、米国の支援なしに生き残れる可能性は低いだろう」と語った。インタビューの全編は16日に放送される予定。
トランプ大統領は12日、ロシアのプーチン大統領、ゼレンスキー氏とそれぞれ電話でウクライナ戦争終結について協議した。トランプ氏はその後、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)の加盟は現実的ではなく、ウクライナが全ての領土を取り戻す可能性は低いと述べていた。
ウクライナは、ロシアに対し占領地からの撤退を要求。またロシアの再攻撃を防ぐにはNATO加盟かそれと同等の安全保障保証を得る必要があると主張している。
ゼレンスキー氏はインタビューで、プーチン氏が交渉のテーブルに着いたのは戦争を終わらせるためではなく、ロシアに対する世界的な制裁を一部解除し、軍の再編成を可能にする停戦合意を得るためだと述べた。
「これがまさに彼が望んでいることだ。停戦のために一時停止し、準備し、訓練し、制裁の一部解除を望んでいる」と語った。