台湾TSMC、インテル工場運営を検討 米政権の要請受け=報道
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2月14日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がトランプ米政権の要請を受け、米半導体大手インテルの工場の過半数持ち分取得を検討している。写真はTSMCのロゴ。新竹で2024年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
[14日 ロイター] - 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がトランプ米政権の要請を受け、米半導体大手インテルの工場の過半数持ち分取得を検討している。ブルームバーグ・ニュースが14日報じた。
ブルームバーグは、TSMCがインテルの米国内の半導体工場を全面的に運営することになる可能性があると報じている。ただ、協議は極めて初期の段階にあり、パートナーシップの具体的な構造は固まっていないという。
関係筋によると、トランプ政権はTSMC幹部との会合でTSMCとインテルの「ディール」(取引)について提案。TSMCは前向きな反応を示したとしている。
アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、 ブライアン・ヤコブセン氏は「TSMCの専門性をインテルのインフラと組み合わせることで、米国を半導体の中心地にするというトランプ大統領の構想の実現が加速する可能性がある」との見方を示した。