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アメリカ社会

米大学で増える孔子学院に、議会の取り締まりの網が

2018年3月24日(土)14時00分
ベサニー・アレン・イブラヒミアン

大学が孔子学院の経営やカリキュラムをどれほどコントロールできているか、中国政府からどれだけの資金を受けているかを外部から知るのは難しい。孔子学院と受け入れ側の教育機関との合意は、通常は公表されない。外部から知ることのできた事実の多くはリークによるものか、ジャーナリストが情報自由法を使って手に入れたものだ。

今回の草案には、アメリカの大学が外国からの資金提供を明らかにすることも盛り込まれている。既存の高等教育法は、大学が25万ドルを超える外国からの資金提供や寄付の公表を義務付けている。草案はこの金額設定を低くしているのだ。

「父が第二次大戦で中国に駐留したので、私は中国びいきの家庭で育った」と、ウィルソンは言う。「初めは孔子学院が素晴らしくて、中国人と友好関係を結べると思った。だが、プロパガンダは無視できない」

From Foreign Policy Magazine

<本誌2018年3月27日号掲載>

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