アルツハイマー病、治療薬は3年以内、ワクチンは10年以内に実用化の見込み
2018年3月30日(金)18時50分
患者数増加の一途をたどる現状に希望か
アルツハイマーズ・リサーチUKのヒラリー・エバンス最高経営責任者が記者会見で述べたデータによると、2025年までに認知症になる人は英国で100万人を超えると見られている(テレグラフ)。
一方、世界中のアルツハイマー病関連組織の統括団体である国際アルツハイマー病協会によると、現在、世界では3秒に1人がアルツハイマー病を発症している。2015年の時点でアルツハイマー病を患っている人は世界で4680万人いたとされ、2017年には5000万人近くに増えたと推測されていた。さらに2030年には7500万人、2050年には1億3150万人に達すると予測されている。しかし治療薬やワクチンが使用可能になれば、こうした数字が大きく変わる可能性もあるということになる。
なお日本においては、内閣府が公表している2012年時点のデータによると、認知症高齢者数は462万人。厚生労働省によると、認知症患者のうちアルツハイマー型が最多となっている。
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