米国、北朝鮮に近く追加制裁 ペンス副大統領「かつてなく厳しい」
ペンス氏は安倍首相との会談に先立ち、東京・市ヶ谷の防衛省に配備中の迎撃ミサイル「PAC3」を視察した。日本への出発前にはミサイル防衛システムを配備するアラスカ州の米軍基地にも立ち寄っており、北の弾道ミサイルに対し、日米が万全の態勢を敷いていることをアピールした。
7日夜には麻生太郎副総理兼財務相にも会う。ペンス氏は安倍首相との共同会見で「昨年10月に麻生氏と経済対話を実施することができた。均衡の取れた、強い成長を実現するようにしたい。また、自由な貿易を実現したい」と語った。
焦点は韓国での米朝会談
ペンス副大統領は8日に韓国へ向かう。一方、冬季五輪に参加する北朝鮮は、韓国に金永南・最高人民会議常任委員長を団長とする代表団を派遣する。1953年の朝鮮戦争休戦以降、最高位の北朝鮮高官の韓国訪問となる。現地でペンス副大統領と金常任委員長の、米朝ナンバー2同士の会談や接触が実現するかどうかが焦点だ。
ペンス氏は日本へ出発する前、記者団に「誰が来ようと、私のメッセージは同じだ。北朝鮮は核開発計画と弾道ミサイルの野望を捨てなければならない」と話した。
ホワイトハウス当局者は「ペンス副大統領が、北朝鮮側との面会を求めることは確実にない」としている。
(久保信博)
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