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「最初のイギリス人」は浅黒い肌に縮れ毛だった 予想を覆すその容姿とは...

2018年2月7日(水)18時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

容姿についてもこれまでの見解では、瞳は茶色く肌は白いものだとされていたため、今回の研究結果で大きく覆された。ストリンガーらによると、一般的に理解されている人種は、歴史的観点から言うと「最近のもの」に過ぎず、欧米人の肌が白くなったのはごく最近のことだと示唆された。

CheddarMan-past-280207.JPG
(これまで考えられていたチェダーマン像 manutdanglophile-YouTube)

英テレグラフによると、今から1万~8000年前のグレートブリテン島と大陸とが陸続きだった最終氷河期に、現在のグレートブリテン島南東部に存在していたと考えられているドッガーランドは、激しい気候変動のために水没してしまった。しかし、およそ1万2000人の祖先が生き残り、そのDNAはほとんどの現代イギリス人の遺伝子のうち約10%を構成していると考えられる。UCLのヨアン・ディークマン研究員は、「イギリス人は白い肌であるべきという概念は不変の事実ではない」と説明する。「これまで変わってきたものだし、この先も変わっていくだろう」

manutdanglophile-YouTube


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