「セックスの喜び」ピークは64歳、90歳でも現役! その理由に納得
「年齢が上がれば、他人にどう思われるか、社会でどうあるべきか、パートナーはどう考えているか」よりも、自分の嗜好を追求する姿勢が透けて見えるが、「節操のないセックス」のリスクを把握することも必要だろう。
好む領域で経験豊富
「テクニック」についても、それぞれの嗜好が顕著になる60代はピークの目安のようだ。「60代の多くは、それぞれが自分の好む特定の領域での経験を蓄積していた」とカステラーノスは言う。過去の研究では、年を取るにつれて性生活も収束するという一般的な考え方と対照的な現実も明らかになっている。高齢者はパートナーと過ごすために多くの時間を費やしているのだ。
医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された2007年の調査報告によれば、結婚しているか、親密なパートナーのいる高齢者の大部分は、80代でも活発な性生活を送っていることが確認された。そのうちの多くが、80~90代でも、セックス、オーラルセックス、マスターベーションを経験したと報告されている。
今回の調査結果は、セックスが単なる若者のお遊びではないことを証明するものだ。超高齢化社会として世界でも類を見ない日本にとっても、見逃せないデータのひとつではないだろうか。
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