最新記事

韓国社会

韓国国政介入、崔順実に懲役20年 ロッテ会長に懲役2年6月の実刑判決

2018年2月14日(水)08時42分

2月13日、韓国のソウル中央地裁は、ロッテグループ会長の辛東彬(日本名・重光昭夫)氏に対し、贈賄罪で懲役2年6月の実刑判決を言い渡した。写真は同会長。ソウルで2016年撮影(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

韓国のソウル中央地裁は13日、ロッテグループ会長の辛東彬(日本名・重光昭夫)氏に対し、贈賄罪で懲役2年6月の実刑判決を言い渡した。

検察側は、ロッテが朴前大統領と友人の崔順実(チェ・スンシル)被告が関与する財団に70億ウォン(646万ドル)の賄賂を提供したとして、懲役4年を求刑していた。

ロッテは判決後に発表した声明で、会長の実刑判決は「予期していなかった」とし、傘下部門ホテルロッテの新規株式公開(IPO)などの計画に支障が出る可能性があるとした。

裁判所は、崔被告に対し懲役20年の実刑判決を言い渡した。崔被告はサムスンやロッテグループを含む韓国の複合企業からから賄賂を受け取ったとして有罪となった。検察は、収賄や権力乱用などの罪で懲役25年を求刑していた。

[ソウル 13日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

仏英、1カ月のウクライナ部分停戦を提案とマクロン氏

ビジネス

アングル:米高関税対策でカナダ牛が減少加速、米で牛

ビジネス

ユーロ圏2月CPI速報、前年比+2.4%に鈍化 サ

ビジネス

英製造業PMI、2月改定値は46.9に低下 人員削
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:破壊王マスク
特集:破壊王マスク
2025年3月 4日号(2/26発売)

「政府効率化省」トップとして米政府機関に大ナタ。イーロン・マスクは救世主か、破壊神か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性【最新研究】
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    米ウクライナ首脳会談「決裂」...米国内の反応 「トランプに感謝」「米国の恥」「ゼレンスキーは無礼」
  • 4
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 5
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 6
    生地越しにバストトップがあらわ、股間に銃...マドン…
  • 7
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
  • 8
    バンス副大統領の『ヒルビリー・エレジー』が禁書に…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    世界最低の韓国の出生率が、過去9年間で初めて「上昇…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映…
  • 8
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 9
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 10
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中