金正恩が新年の演説「平昌五輪に参加、核のボタンはいつも机の上に」
2018年1月1日(月)12時00分
トランプには核ミサイルの存在をちらつけせ
一方で、核保有国としての存在を認めようとしない米国トランプ政権に対しては強硬な姿勢をさらに強めている。
金委員長は「米国本土全域がわが国の核攻撃射程圏内にある。核のボタンが私の事務室の机の上にいつも置かれているというのは脅迫ではなく現実であることを自覚すべきである」と主張した。
さらに「我々共和国はどんな力をもってしても元に戻すことができない戦争抑止力を保有することになった。米国はわが国家を相手に戦争を仕掛けることはできない」と豪語した。
また「1年前この席で党と政府を代表して、大陸間弾道ミサイルの試験発射の準備プロジェクトを仕上げる段階まで進めることを公表した。昨年、複数回の試験発射を安全かつ透明にしっかりと世界中に証明した」と自身が進めた核保有国への歩みを誇らしげに語った。
核保有の現実をどうするか
核保有の現実を認めさせようとする北朝鮮の金委員長と、北朝鮮の核保有を認めればイランなど他にも影響がでることから決して認めようとしない米国トランプ大統領。両者の確執は当面止むことはなさそうだ。
2018年、北朝鮮の金委員長は、対話と挑発を使い分けて、孤立した国際社会の中でしたたかに生き延びていけるのだろうか?
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