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災害アメリカ北東部、猛烈な寒波で死者14人に 停電や航空便欠航も
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1月4日、記録的な寒波が1週間続く米国で、北東部が猛烈な吹雪に襲われ、東海岸一帯では前日からの吹雪で約8万件が停電したほか、交通機関にも混乱が生じている。ブルックリンで撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
記録的な寒波が1週間続く米国で4日、北東部が猛烈な吹雪に襲われ、東海岸一帯では前日からの吹雪で約8万戸が停電したほか、交通機関にも混乱が生じている。
これまでに悪天候に関連した交通事故や寒波による死者は少なくとも14人に上る。
4日は国内の航空便5千便以上が欠航。ニューヨークのラガーディア空港とジョン・F・ケネディ国際空港は視界不良のため航空機の離発着を中断した。その後、ラガーディア空港は離発着を再開したが、ジョン・F・ケネディ国際空港は5日朝以降の再開となる予定。
全米鉄道旅客公社(アムトラック)は北東部での運航本数を減らして対応している。
米国立気象局は、ノースカロライナ州からメーン州までの東海岸一帯に暴風雪警報を発令。風速は時速113キロメートル(秒速31メートル)超で、ボストン周辺では30センチの積雪があり、今後もさらなる積雪が予想されている。ニュージャージー州の一部地域では約45センチの積雪が記録された。
当局者は、吹雪が去った後の急速な気温低下による路面の凍結にも注意を呼び掛けている。
北東部では500人近い州兵が動員され、救助活動の支援などにあたっている。
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