太陽系の外からやってきたナゾの天体、宇宙人の探査機の疑いで調査へ
秒速87キロで高速移動
オウムアムアからの電波信号を探る作戦は、米国東部標準時間の13日午後3時(日本時間14日午前5時)に開始。世界最大の電波望遠鏡であるグリーンバンク望遠鏡を使い、無線周波数1〜12ギガヘルツの間の4つの帯域で電波を探る。
オウムアムアの移動スピードは最速で秒速87.3キロ。米誌アトランティックによると現在は、地球から太陽までの距離の2倍ほど地球から離れた場所を、秒速38.3キロのスピードで移動中だ。この距離だと、グリーンバンク望遠鏡なら携帯電話ほどのわずかな電波でも1分もせずに検知できるという。しかし猛スピードのため、来年には木星の軌道を越え、2020年代には太陽系の一番外にある冥王星の先に出て行ってしまう見込みだ。
居住可能な惑星探査のNASAも重大発表か
一方、米国航空宇宙局(NASA)が大きな発表を行う意向を明らかにし、こちらも「とうとう宇宙人と遭遇か!?」と、英紙メトロなど一部メディアが色めき立っている。
NASAの発表文によると会見は、太陽系外で居住可能な惑星の探査を行なっているケプラー望遠鏡の「最新の発見」に関するもの。グーグルの人工知能を使って発見したという。
会見は米国東部標準時間の14日午後1時(日本時間15日午前3時)からで、NASAのライブ配信ページにてリアルタイムで見ることができる。質問があれば会見中にツイッターでハッシュタグ「#askNASA」をつけて呟くように、と書かれているため、運が良ければ質問が取り上げてもらえるかもしれない。会見にはグーグルのシニア・ソフトウェア・エンジニアも出席する予定だ。