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ブレグジットイギリス下院、EU離脱に議会の承認求める修正案可決 メイ首相に打撃
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12月13日、英下院は、欧州連合(EU)離脱条件の最終決定に際し、議会の権限を強化する修正案を可決した。写真はメイ英首相、ロンドンで13日撮影(2017年 ロイター/Simon Dawson)
英下院は13日、欧州連合(EU)離脱条件の最終決定に際し、議会の権限を強化する修正案を可決した。
メイ首相にとっては打撃となった。修正案は賛成309、反対305で可決。与党・保守党からも造反者が出た。
修正案は、離脱条件について、EUとの最終合意を締結する前に議会の採決にかけることを義務付ける内容。
政府は「失望した」としながらも、今後も離脱に向けた作業を進めていく方針を示した。
メイ首相は採決に先立ち、修正案を可決すれば、手続きに時間がかかり、秩序ある円滑なEU離脱が実現できない恐れがあると訴えていた。
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