イタリア政界、来春の総選挙にらみ主要政党がポピュリズム政策乱発
2017年11月16日(木)09時16分
その五つ星運動は、ユーロ圏加盟の是非を問う国民投票を実施するという約束こそ撤回したとはいえ、指導者のルイジ・ディ・マイオ氏はなお、EUとの財政ルールを巡る再交渉を通じて財政赤字を拡大することを望んでいる。
ディ・マイオ氏はロイターに「われわれは公共投資を増やして成長をてこ入れしなければならない。唯一の方法は財政赤字の対GDP比を3%より高めることだ」と語った。
各種世論調査によると政党別の支持率は五つ星運動が約28%、民主党が25%、北部同盟とフォルツァ・イタリアがともに15%前後で、今の選挙制度の下では過半数を制する勢力はないと見込まれている。
(Gavin Jones記者)
[ローマ 14日 ロイター]
Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着