トランプ「国家の恥」オピオイド乱用に衛生非常事態を宣言
ホワイトハウスの委託を受けた薬物乱用問題に関する委員会は、トランプ大統領による国家非常事態宣言の発令を提案していた。トランプ大統領も25日、フォックス・ビジネス・ネットワークのインタビューで、同宣言を出すと述べていた。
ただ政府高官は、国家非常事態宣言の下で投入される連邦緊急事態管理庁の予算は、最近の相次ぐハリケーン被害のため既に底をついてしまったと語り、今後は議会と協議してオピオイド問題の予算を確保する必要があると付け加えた。
今回の公衆衛生の非常事態宣言により、処方鎮痛薬やヘロイン、フェンタニルの中毒患者は、治療を受けやすくなる。また、各州の乱用対策を支援する保健福祉省の人員確保が円滑になる。
また、トランプ大統領は、来月5日からのアジア歴訪の際に、フェンタニルの中国から米国への流入阻止について中国の習近平国家主席と議論したいと語った。
大統領は、「中国で製造される安価で危険な合成オピオイドのフェンタニルの流れを阻止するため」、郵便公社と国土安全保障省が、中国から米国に送られる荷物の検査を強化していると語った。
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