最新記事

ロボット

人はロボットともセックスしたい──報告書

2017年10月23日(月)18時43分
ジェシカ・ファーガー

報告書の著者は、数多くの映画や本を通じて、人とロボットのセックスを描く文化的な枠組みはすでに存在している、と指摘する。例えばスティーブン・スピルバーグ監督が手がけた2001年のSF映画『A.I.』には、セックスロボットのジゴロ・ジョーとジゴロ・ジェーンが登場した。

だが報告書によれば、人とロボットのセックスという発想が生まれたのは、映画ができるより遥か昔、古代ギリシャ神話にピグマリオンが登場した時代まで遡る。神話のなかで、彫刻家のピグマリオンは、象牙から女性の人形を彫り、その人形と眠るために特別なベッドをこしらえた。彼は自分が彫った人形と恋に落ち、最後は愛の女神アフロディテが人形を本物の女性にした。

性だけではない関係も

一部の人はピグマリオンと同様、セックス以上に、人以外のパートナーと関係を築くことに関心をもっている。彼らはロボットとデートをしたり、恋愛をしたり、恐らく愛を育むことにさえ興味がある。2016年に1002人を対象に行ったある調査では、4人に1人が人型ロボットとデートしてもよいと考えていた(デート代も自分が払うつもりだろう)。

ロボットと日常的にセックスするには、お金がかかる。セックスロボットの現行モデルの価格帯は、5000~15000ドルほど。セックスロボットメーカーの「アンドロイド・ラブ・ドール」社は、購入者がセックスロボットをカスタマイズできるサービスを提供している(髪や目の色、胸の大きさ、ボディの形など変えられる)。同社のロボットは、胴体や手足の位置を50余りのパターンから思い通りに変えられるのが自慢だ。だが将来的には、わざわざ人が調整しなくても、ロボット自身がずれてくれるようになるのだろう。

(翻訳:河原里香)




Sex Robots Independent Man / YouTube

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容

ビジネス

米中古住宅販売、10月は3.4%増の396万戸 

ビジネス

貿易分断化、世界経済の生産に「相当な」損失=ECB

ビジネス

米新規失業保険申請は6000件減の21.3万件、4
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中