最新記事

米朝関係

トランプ政権、対北朝鮮で外交努力継続「最初の爆弾落ちるまで」

2017年10月16日(月)09時15分

10月15日、ティラーソン米国務長官(写真)は北朝鮮との緊張緩和に向け外交努力を続けるようトランプ大統領から指示があったと明らかにし、「外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続ける」と述べた。国務省で13日撮影(2017年 ロイター/Mike Theiler)

ティラーソン米国務長官は15日、北朝鮮との緊張緩和に向け外交努力を続けるようトランプ大統領から指示があったと明らかにし、「外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続ける」と述べた。

トランプ大統領はこれまでにツイッター上で、ティラーソン氏が「ロケットマン」と交渉しようとしているのは時間の無駄だとの考えを示唆する投稿をしているが、ティラーソン長官はCNNの番組で、大統領は「私に対し、外交努力の継続を求める考えを明確にした」と語った。

ティラーソン長官が北朝鮮への働き掛けを求めて中国と協議する中、米上院外交委員会のコーカー委員長はトランプ大統領のツイッターへの投稿について、ティラーソン長官と矛盾する言動を行い、外交交渉に障害をもたらしていると批判。

ティラーソン長官はトランプ大統領と中国の習近平国家主席との関係は極めて緊密で、中国が米国の立場を理解していると強調。「中国は米国の北朝鮮政策について全く困惑していない」と述べた。

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

三菱UFJ銀元行員の窃盗「大変遺憾」、再発防止策が

ビジネス

牧野フライスの特別委、ニデックにTOBの開始延期を

ワールド

韓国大統領、取り調べで沈黙守る 録画も拒否=捜査当

ビジネス

中国碧桂園、24年は赤字大幅縮小へ 20日に清算申
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中