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核実験北朝鮮、追加制裁決議を非難 「米との均衡」目指し力を強化へ
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9月13日、北朝鮮は、同国の核実験実施を受けた国連安全保障理事会による追加制裁決議を非難し、米国に対抗するための力の強化に一層努めると表明した。写真は平壌で4日撮影された金正恩委員長。朝鮮中央通信社提供(2017年 ロイター)
北朝鮮は13日、同国の核実験実施を受けた国連安全保障理事会による追加制裁決議を非難し、米国に対抗するための力の強化に一層努めると表明した。国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が北朝鮮外務省の声明を伝えた。
これによると、外務省は安保理決議について、自衛のための合法な権利の侵害であり、「全面的な経済封鎖を通じて北朝鮮とその国民を完全に窒息させること」が狙いだと非難。
「北朝鮮は、米国との実質的な均衡状態を確立し、国家の主権と生存権を守り、地域の平和と安全を守る力の強化に一層努める」とした。
国連安保理は11日、6回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、全会一致で制裁決議を採択。北朝鮮による繊維輸出の禁止や北朝鮮への原油輸出制限などを盛り込んだ。
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