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核実験北朝鮮でM5.6の地震 6度目の核実験を実施か
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北朝鮮は国際世論の反対をよそにこれまでにも核実験を繰り返してきた KCNA-REUTERS
news1など韓国メディアは3日、北朝鮮が核実験を行ったもようだと報じた。
それによれば韓国気象庁が3日午後12時36分ごろ、北朝鮮の慶尚北道吉州北北西44㎞近くでマグニチュード5.6と推定される地震が発生したと伝えた。震源地は北緯41.24度、東経129.04度であり、震源の深さは0㎞。
気象庁の関係者は、「一般的に人工地震での波形解析ではS波よりもP波がはるかに大きいが、今回の地震もそのような特性を示しているため、人工地震というのは確実視されている」としたが、「ただ、核実験かどうかは、まだ精密に分析しているところで確認されていない」と述べた。また、「これまで北朝鮮が核実験をした地域と一致する」と説明した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、この北朝鮮で発生した地震と関連して緊急NSC(国家安全保障会議)の全体会議を招集する。
大統領府の関係者は「北朝鮮で発生した地震が6回目の核実験である可能性を念頭に置いてNSCを招集した。地震が核実験かどうかは、NSCが各種情報をもとに議論をした後、確認することになる」と述べた。
一方、韓国軍の合同参謀本部も同日午後12時34分ごろ、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)一帯でマグニチュード5.6の人工地震波を感知したと明らかにした。 合同参謀は「核実験かどうかを分析中だ」と説明した。