最新記事

核実験

北朝鮮でM5.6の地震 6度目の核実験を実施か

2017年9月3日(日)13時22分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

北朝鮮は国際世論の反対をよそにこれまでにも核実験を繰り返してきた KCNA-REUTERS

news1など韓国メディアは3日、北朝鮮が核実験を行ったもようだと報じた。

それによれば韓国気象庁が3日午後12時36分ごろ、北朝鮮の慶尚北道吉州北北西44㎞近くでマグニチュード5.6と推定される地震が発生したと伝えた。震源地は北緯41.24度、東経129.04度であり、震源の深さは0㎞。

気象庁の関係者は、「一般的に人工地震での波形解析ではS波よりもP波がはるかに大きいが、今回の地震もそのような特性を示しているため、人工地震というのは確実視されている」としたが、「ただ、核実験かどうかは、まだ精密に分析しているところで確認されていない」と述べた。また、「これまで北朝鮮が核実験をした地域と一致する」と説明した。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、この北朝鮮で発生した地震と関連して緊急NSC(国家安全保障会議)の全体会議を招集する。

大統領府の関係者は「北朝鮮で発生した地震が6回目の核実験である可能性を念頭に置いてNSCを招集した。地震が核実験かどうかは、NSCが各種情報をもとに議論をした後、確認することになる」と述べた。

一方、韓国軍の合同参謀本部も同日午後12時34分ごろ、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)一帯でマグニチュード5.6の人工地震波を感知したと明らかにした。 合同参謀は「核実験かどうかを分析中だ」と説明した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ローマ教皇フランシスコが死去、バチカン発表

ワールド

公明代表の訪中、意思疎通強化につながること強く期待

ワールド

インドネシア、3月貿易黒字は4カ月ぶり高水準 輸出

ビジネス

米多国籍企業、為替ヘッジ長期化 背景にトランプ政権
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボランティアが、職員たちにもたらした「学び」
  • 3
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投稿した写真が「嫌な予感しかしない」と話題
  • 4
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 5
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 6
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 7
    遺物「青いコーラン」から未解明の文字を発見...ペー…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    ロシア軍、「大規模部隊による攻撃」に戦術転換...数…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 9
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 10
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中