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人権問題北朝鮮、拘束のカナダ人牧師「人道的見地から」解放へ
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8月9日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、同国で拘束されていたカナダ人牧師、ヒョンス・リム氏(中央)が病気のため、人道的見地から釈放されたと伝えた。写真は2015年12月にKCNAが提供(2017年 ロイター/KCNA)
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は9日、同国で拘束されていたカナダ人牧師、イム・ヒョンス氏が病気のため、人道的見地から釈放されたと伝えた。
カナダの当局者らは8日、国家安全保障顧問を含む政府代表団が北朝鮮を訪れ、イム・ヒョンス氏の解放を協議したと明らかにしている。同氏の解放と、米国と北朝鮮間のここ数日の激しい応酬との明確な関連性は示されていない。
イム氏は、2015年12月に体制転覆を図った罪で無期労働教化刑を言い渡された。
関係筋によると、同氏は10日にカナダに帰国し、妻の要請で入院する見通し。
イム氏が所属するトロントの教会はこれまで、イム氏が1997年以降、北朝鮮に100回以上渡航し、児童養護施設や介護施設の設置を手伝ったと明らかにしている。
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