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人権問題末期ガンのノーベル賞受賞の中国民主活動家 海外の専門医が診療へ
2017年7月5日(水)13時55分
7月5日、ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏(61)が末期がん治療のために入院している遼寧省瀋陽の病院が、米国やドイツから専門医を招くことを決めた。写真は劉氏の即時解放を求める香港の市民。今月1日撮影(2017年 ロイター/Tyrone Siu)
ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏(61)が末期がん治療のために入院している遼寧省瀋陽の病院が、米国やドイツから専門医を招くことを決めた。地元政府が5日、明らかにした。
病院は劉氏の家族からの要請や治療に当たっている医師らと検討した結果、今回の決定をしたという。ただ、詳しいことは明らかにされていない。
地元政府によると、劉氏は現在、中国の著名ながん専門医の治療を受けているという。
欧米各国や国際人権団体は治療の質に懸念があるとし、海外での治療を認めるべきだと訴えている。これについて、中国当局は先週、ドイツや米国などの外交関係者に、病状を理由に劉氏を海外に移すことはできないと述べていた。
[北京 5日 ロイター]
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