米司法長官が証言、ロシアと結託はウソ 大統領との会話は証言拒否
セッションズ長官は、コミー氏の解任前にFBIのロシア疑惑捜査についてトランプ大統領と話し合ったかどうか言及を避けた。また、ロシア疑惑捜査に関与しないと表明した3月の自身の決定を巡り、大統領から懸念を伝えられたかどうかについても回答しなかった。同長官は以前、この決定を巡り大統領とあつれきが生じたことから辞任を申し出た経緯がある。
ロシア疑惑捜査への不関与を決めたのは、自身が捜査の対象になっていると感じたためというよりも司法省の規定に則ったものだと説明した。
さらに、司法省の当局者がロシア疑惑捜査の対象となっている個人への大統領恩赦の可能性を話し合ったかどうかについても証言を拒否した。
証言拒否に民主党議員がいら立つと、セッションズ長官は司法省の方針に従ったものであり、大統領との内密の会話には言及しないと述べた。
無所属のアンガス・キング上院議員が証言拒否の法的根拠を求めると、セッションズ長官は「大統領が証言を承認するかどうか決断する機会がない中で、大統領との内密な会話を私が明らかにすることは不適切だというのが私の判断だ」と述べた。
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