トランプ米大統領「パリ協定」離脱発表 同盟国や米経済界に波紋
2017年6月2日(金)10時00分
米経済界では、電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がパリ協定離脱を受けて大統領の助言機関のメンバーを辞任すると発表。
ゼネラル・エレクトリック (GE) のジェフ・イメルトCEOは遺憾だとコメントし、「気候変動は現実に起きている。産業界は主導的役割を果たすべきで、政府に依存してはならない」とした。
政界では民主党が離脱を激しく非難する一方、与党共和党の議会指導部は大統領の決定を支持。マコネル上院院内総務は「オバマ政権でダメージを受けた国内のエネルギー生産や雇用の現状打破に再び結果を出した」と高く評価した。
中国と欧州連合(EU)の首脳は2日に会談を開き、パリ協定への強い支持を表明する見込み。
[ワシントン 1日 ロイター]
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