D&Gが女性歌手に激怒した理由はメラニア!?
D&Gがトランプ嫌いの「リベラル」に非難されのは、これが初めてではない。ステファノ・ガッバーナとドミニコ・ドルチェの両デザイナーは、ファッション業界のデザイナーたちのようにリベラルでないために長いこと批判の的になってきた。そして批判には黙っていない。すぐやり返す。マイリー・サイラスの投稿にも、ガッバーナはすぐに反論した。
(ステファノ・ガッバーナはマイリー・サイラスの投稿を引用して反撃)
「僕らはイタリア人で、政治なんて興味はないし、アメリカ政治になんてもっと興味がない!ドレスを作るだけ。SNSに投稿して政治のことを僕らに伝えようとするのは、単なるバカだよ。あなたの投稿やコメントは必要ないので、次からは僕らを無視して」
D&Gは、胸元に大きく「#BOYCOTT DOLCE&GABBANA」のロゴがあしらわれたTシャツ(245ドル)まで作って販売している。
(ボイコットTシャツ)
5月のトランプ外遊に同行したメラニアがD&Gの服を多く着ているのに対し、感謝のコメントをガッバーナが投稿したことが、トランプ嫌いの「リベラル」から反感を招いた。これ以降、「#BOYCOTT DOLCE&GABBANA」のハッシュタグが、SNSで多く使用されるようになっていた。ボイコットTシャツはこれを逆手に取ったデザイン。
(メラニアへの感謝のコメントを添えた投稿)
現在のところ、この件に関してマイリー・サイラスは無言を貫いている。だが忘れてはならないのは、一番の被害者であろう弟だ。怒りが収まらないファッション界の重鎮、ステファノ・ガッバーナはマイリー・サイラスへの反論に、「ブレイソンとは二度と仕事しない」と書き残したのだから。
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