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ロシア疑惑フリン前米大統領補佐官、上院の召喚を拒否 ロシア疑惑調査で
5月22日、トランプ米政権の米大統領補佐官(国家安全保障担当)だったマイケル・フリン氏(写真中央)は、ロシアの米大統領選介入疑惑を調査している上院情報委員会の召喚に応じないと明らかにした。2月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)
トランプ米政権の米大統領補佐官(国家安全保障担当)だったマイケル・フリン氏は22日、ロシアの米大統領選介入疑惑を調査している上院情報委員会の召喚に応じないと明らかにした。
フリン氏の弁護人が委員会に送った書簡によると、同氏は黙秘権行使を認める米国憲法修正第5条に基づき召喚を拒否した。
フリン氏の弁護団は、同氏が「5月8日付の書簡で、不公平な訴追が行われない保証が得られるなどすれば、事実を説明し委員会の質問に回答すると申し出たが、委員会は受け入れなかった」と説明した。
弁護人からのコメントは得られていない。
上院情報委員会トップのリチャード・バー議員(共和党)とマーク・ワーナー議員(民主党)は声明で、フリン氏の決定に失望しているとした上で、同氏の証言を強く求めていく考えを示した。
フリン氏が召喚に応じない決定したことについては、アソシエーテッド・プレス(AP)が最初に報道した。
上院情報委員会は4月28日、フリン氏に書簡を送り、関連文書の提出を要請。フリン氏はこの要請を拒否した。
民主党議員が入手し22日に一部を公表した文書によると、フリン氏は2016年初めに機密情報取扱いの許可を更新しようとした際、国防総省の調査担当者に外国政府とのつながりについて正確な情報を提供しなかったとみられる。
フリン氏は、駐米ロシア大使との会話内容を明らかにせず、またペンス米副大統領に正確な説明をしなかったとして、2月に辞任に追い込まれた。