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労働力オーストラリア、外国人向け就労ビザを厳格化へ=首相
4月18日、オーストラリアのターンブル首相(左)は、外国人に人気の「457」一時就労ビザ(査証)を廃止し、より高度な英語力や労働スキルを必要とするビザに置き換える方針を明らかにした。写真はダットン移民大臣と記者会見に参加する同首相。キャンベラの議事堂で撮影(2017年 ロイター)
オーストラリアのターンブル首相は18日、外国人に人気の「457」一時就労ビザ(査証)を廃止し、より高度な英語力や労働スキルを必要とするビザに置き換える方針を明らかにした。
ターンブル氏は、「オーストラリアの仕事とオーストラリアの価値に焦点を当てた政策変更」になると、フェイスブックに掲載された声明で述べた。
457ビザは、スキルのある労働力不足を補うことを目的としたもので、同ビザの所有者には家族の呼び寄せも許可されていたが、安価な外国人労働者を輸入しようとする雇用主らに悪用されているとの批判も高まっていた。
「457ビザを終わらせる。それは、信頼性を失くした」と、ターンブル氏は首都キャンベラで行われた記者会見で述べた。
現在、約9万5000人の外国人労働者が457ビザを利用している。新しいビザは滞在期間が2年に限定されるほか、対象となる職業も現在の200以上から減る見通し。