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朝鮮半島「北、核実験など踏み込んだ挑発行為の恐れ」韓国大統領代行

4月11日、朝鮮半島情勢が緊迫する中、韓国の黄教安大統領代行(首相、写真)は、北朝鮮が「一層踏み込んだ挑発行為」を仕掛ける可能性があるとの考えを示した。写真は韓国ソウルで3月撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)
朝鮮半島情勢が緊迫する中、韓国の黄教安大統領代行(首相)は11日、北朝鮮が「一層踏み込んだ挑発行為」を仕掛ける可能性があるとの考えを示した。
大統領代行は「北朝鮮が、最高人民会議の開催などさまざまな記念日に合わせて、核実験を含め、一層踏み込んだ挑発行為を仕掛ける可能性がある」と警告。韓国軍に対し、北朝鮮の行動監視を強化し、米国との緊密な意思疎通を確保するよう指示した。
北朝鮮は11日、最高人民会議(国会に相当)を開催。今週15日には故・金日成主席の生誕105周年を記念し、首都の平壌で軍事パレードが予定されている。北朝鮮はたびたび、こうした記念日に合わせて核実験やミサイル発射実験を行ってきた。
国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は11日、米海軍の攻撃部隊が朝鮮半島に向かっていることについて、米国の「無謀な侵略行為が深刻な段階に達した」とする北朝鮮外務省の見解を伝えた。
