韓国へTHAAD発射台が到着 中国の反発必至
聯合ニュースによれば、中国外交部の耿爽報道官は、7日の定例記者会見で、韓国へのTHAADシステム搬入について聞かれると「我々は韓米THAAD配備に反対し、必要な措置をとって自らの安全保障の利益を守る。必要な措置によって発生するすべての問題は韓国と米国が負担しなければならない。我々は関連各国がTHAADの配備作業を直ちに中断することを強く要求する」と述べ、従来どおりTHAAD配備へ強硬に反対するという立場を繰り返した。
また、中国国内でのロッテマートへの営業停止措置などがTHAAD配備への報復措置ではないかとの質問に耿爽報道官は「私たちは韓国企業を含めた外国企業が中国に来て投資することを歓迎し、合法的な権益を法によって保護する。同時に、外国企業が中国でビジネスをする際には必ず法と規定に従わなければならない」と従来通りの答弁を繰り返した。
7日には韓国の航空会社が申請した韓国行きチャーター便の運行申請を不許可としたことが明らかになっている。聯合ニュースによれば、昨年末からアシアナ航空、チェジュ航空などが今年1月のチャーター便運行の申請を行っていたが許可がおりず、チェジュ航空が再申請していたが、THAAD配備問題の影響で中国側が許可しなかったものとみられる。