韓国外交部、釜山市らに慰安婦問題の「少女像」移転を求める
釜山市側はだんまり決め込む?
news1によれば、釜山市の東区役所の関係者は23日、外交部の公文書について「すでに設置された少女像であるため、仕方がない。政府レベルで外交部の関係者たちがやってきて、市民団体と面談したいということなら、打合せの場を用意する努力くらいはできるが、それ以上は難しい」と一蹴したという。
また、聯合ニュースが別の東区役所の関係者のコメントとして「区長が任期中に少女像の撤去や移転はない、と言った立場に今も変わりはない。そもそも区役所は少女像の移転、撤去についての権限や力がない。区役所の公務員が(12月28日に)市民団体が設置した少女像をいったん撤去し、立てこもった住民らを強制撤去した後、国民的非難を受けて、今でも大きな後遺症を抱えている。区役所が少女像を移転するというのは区役所の公務員を二度殺すことであり、今は想像できる問題ではない」と付け加えたという。
一方、問題の少女像を日本領事館前に設置した市民団体の関係者は、「政府は、少女像移転要求で、国民にもう一度傷を与えている。外交部は民心と逆行する少女像移転要求を直ちに撤回せよ」と要求している。また、「釜山市は、慰安婦被害者支援と少女像の管理に関する条例案作りに早急に乗り出してほしい。東区役所は、外交部の圧力より国民の要求を重く受け止め、少女像の保護に積極的に取り組むべきだ」と強調した。
24日には釜山市東区側と市民団体側が、少女像の周辺に監視カメラを設置することについて打合せをする予定で、その会議の席上でも外交部からの公文書による要請について話し合いがもたれるもようだ。
3月上旬にも出されるという弾劾審査の結果を待つパク・クネ政権の元では、市民団体はもとより自治体すらも政府の指示に聞く耳を持たない状態で、日韓関係に春が訪れるのはまだまだ先になりそうだ。