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メディアロシア外務省が欧米の「フェイク・ニュース」追跡ページを立ち上げ
ロシア外務省からフェイクの「烙印」を押されたニューヨーク・タイムズ紙の記事 Ministry of Foreign Affairs of Russia
<批判的な記事はシェアされる前にデマだと烙印を押すのが狙いだが、ロシア人にはどちらがフェイクかばれている?>
ロシア政府は西側の批判的な報道を発見し、デマだとレッテルを張る「フェイク・ニュース(偽ニュース)」トラッカーを立ち上げた。
水曜にロシア外務省のウェブサイトに新設された専用ページでは、英米メディアの記事5本を取り上げ、「Fake(フェイク)」と赤く大きく押印。ロシア語で「真実と異なる情報」と書かれている。
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「我々はここでメディアによるくだらないプロパガンダを取り上げ、リンクや情報源を提供する」と、外務省のマリア・ザカロワ報道官は国営通信社RIAノーボスチに語った。このページの目的は不正確な記事がシェアされるのを防ぐことだと説明した上で、「このゴミの山は定期的に更新する」と彼女は言った。
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どこが間違いかの説明はなし
今掲載されている記事は米ニューヨーク・タイムズとブルームバーグ、NBC、サンタモニカ・オブザーバー、英デイリー・テレグラフのもの。だが、記事のどの部分が不正確かは明示されていないし、事実は何かという証拠も提示していない。
ロシアのメディアは国営が多く、昨年10月に政府が委託して行った調査によると、ロシア人の大半は国営メディアを信じていない。政府出資の調査会社が最近発表した世論調査によると、ロシアのメディアを公平と見るロシア人は減っており、半数は政府に対する批判をニュースで見たことがないと回答している。