ペット(+ペット用品を愛する人間)に贈るハイテク商品
PetBot
PetBotもパブロフの業績にヒントを得たもので、ペットというよりも飼い主の生活に目を向けたものだ。ご褒美を提供する機能を持った子供監視装置みたいなモノだと考えればいいだろう。飼い主はスマートフォンを通してペットとやり取りできる。ペットがカメラによってくれば、PetBotは自動的に10秒間の動画か写真を撮り、褒美として食べ物を与えるか録音していた内容を再生する。
Whistle, FitBark そして Wonderwoof
犬向けのウェアラブルの中でも次の3つのデバイスが大きな注目を集めている。Whisle, FitBark、そしてWonderwoofだ。どれも犬の首輪に取り付けられるタイプのアクティビティーモニターであり、現在の状況を種別や年齢、体重ごとにあらかじめ計算された数値と比較する。
これらのデバイスの違いはアプリにある。例えばWhisleの場合、飼い主は投薬や食餌のトラッキングを行うことが出来、それを家族間でシェア出来る。また別売りのGPSトラッカーもあるが、製品と別売りではなく一つに統合されたほうがいいだろう。WhisleはSigfoxの低電力IoTネットワークに接続する初のコンシューマデバイスでもある。方やFirstBarkは飼い主のFitbitとリンクでき、80ドルで複数頭の犬をモニターするためのWiFiベースのアクセサリを選択できる。Wonderwoofアプリでは外出時に周りに他の犬好きがいないかどうかのトラッキングを行うことが出来る。猫好きでも心配することは無い。今年に入ってWondermeowの開発が進められているところだ。
Voyce
Voyceは健康面に着目した犬用ウェアラブル首輪であり、これまで紹介したウェアラブルでできる事は全部できるものだ。それだけでなく日照量や心拍/呼吸数のモニタリングもできる。獣医のチームによってデザインされたVoyceの強みは、得られた情報をかかりつけの獣医が見れるようにできる点だ。Voiceは他のヘルスモニタリングデバイスと比べて倍以上の価格であり、加えてオンラインポータルへのアクセスの為に年間100ドルのメンバーシップに加入する必要がある。飼い主はCare Giverオプションをアクティベートする事で、かかりつけの獣医がVoyceで得られたデータすべてにアクセスすることが出来る。それとは別にVoyce Proコースに契約すれば、獣医が能動的に看病にかかわる事も可能だ。
首輪には様々なサイズが用意されているが、多くの犬にとっては着け心地の悪いものだろう。あるレビューでは首輪のデザインがゴツイせいで、犬の見た目がわるくなるという非難が寄せらており、飼い主はこのような首輪をつけさせることに引け目を感じているようだ。だがこうした詳細なモニタリングウェアラブルの登場は、将来の開発者たちにとっての足がかりになるであろうし、いずれはよりエルゴノミックなデザインの首輪が登場する事だろう。