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飢饉の南スーダン 今年に入り3万人以上が隣国スーダンへ避難

2017年2月28日(火)14時55分

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、飢饉や内戦から逃れて、今年に入り3万1000人以上の南スーダン国民が隣国スーダンに流入したと明らかにした。その大半は女性や子どもだという。写真は南スーダン・リアーで国連WFPの食糧配給の事前登録にきた女性。26日撮影(2017年 ロイター/Siegfried Modola)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、飢饉や内戦から逃れて、今年に入り3万1000人以上の南スーダン国民が隣国スーダンに流入したと明らかにした。その大半は女性や子どもだという。

国連は先週、南スーダン北部ユニティ州の複数の場所で飢饉が発生したと宣言。7月までに約550万人が食糧不足に陥るとみられている。

「当初、2017年通年で6万人がスーダンに到着する可能性があるとみていたが、最初の2カ月で3万1000人を超えた」と、UNHCRのスーダン・ハルツーム支部は声明で指摘した。

2013年12月にキール大統領とマシャール副大統領の対立から内戦が勃発して以来、100万人以上が南スーダンから避難。うち32万8339人がスーダンに避難したとみられる。

[ハルツーム 27日 ロイター]


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