アボカドからクルマまで 「貿易協定撤廃」のトランプ恐れるメキシコ産業界
生産者団体によると、アボカドは2007年から米国への輸出が可能になり、昨年の輸出量は17億ポンド(77万1000トン)と10年前に比べて6倍以上に増えた。
生産者団体の広報担当者のラモン・パス氏によると、米国はメキシコを抜いて世界最大のアボカド消費国になった。加盟メンバーはトランプ氏の下で保護主義的な政策が導入されるのを懸念しており、ワシントンでロビイストと契約したという。
パス氏はNFATAが撤廃されれば「新たな輸出先を開拓しなければならないだろう。特に欧州、カナダ、日本、中国だ」と話した。
(Joanna Zuckerman Bernstein記者、Christine Murray記者)
