8日に9州で大麻合法化問う米住民投票控え、関連株買いに勢い
大麻関連産業への投資は2013、14年に着実な拡大した後、15年に急増。CBインサイツによると、15年の米国での投資件数は前年比で倍増の99件、総額2億ドル超に達した。今年は投資家が大統領選の行方をうかがうのに伴ってペースがやや鈍化しているが、約80件の1億ドル近くに上りそうだ。
大手金融会社もこの分野に目をつけ、顧客に情報を提供し始めており、メリルリンチは昨年、医療用大麻に関するリポートをまとめた。コーエンも9月に大麻関連産業についての詳細情報を発表し、合法市場の規模が10年で現在の60億ドルから500億ドルに拡大するとの見通しを示した。
コーエンのアナリストらは、大麻関連産業向け投資の可能性がフルに発揮されるには、大麻を合法とする各州の法律と連邦法が整合性を持つ必要があると結論付けている。
