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アメリカ経済アメリカ年末商戦、感謝祭週末の平均支出額3.5%減 セール長期化響く
11月27日、全米小売業協会が公表したデータによると、24日の感謝祭、翌日のブラックフライデーを含む週末の消費者の平均支出額は前年を3.5%下回った。ニューヨークのユニクロで25日撮影(2016年 ロイター/Andrew Kelly)
全米小売業協会(NRF)が27日公表したデータによると、24日の感謝祭、翌日のブラックフライデーを含む週末の消費者の平均支出額は前年を3.5%下回った。
NRFのシェイ最高経営責任者(CEO)は支出額の減少について、セールの前倒しに加え、ホリデーシーズンを通じて常に大幅な値引きが行われていることが直接影響していると分析した。
NRFによると、調査会社プロスパー・インサイツ・アンド・アナリティクスが25、26日に消費者4330人を対象に行った調査では、感謝祭からの週末4日間の支出額は289.19ドルと、前年同期の299.60ドルを下回ったことが示された。
調査では、週末4日間に買い物をしたのは1億5400万人で、前年同期の1億5100万人を上回ったものの、内訳はオンラインでの買い物客が4.2%増、実店舗での買い物客が3.7%減だったことも分かった。
この週末で最も売れたのは衣料品、アクセサリー類、玩具、電子機器、書籍、ビデオゲーム、ギフトカードだった。
米国の年末商戦は年々長期化している。10月からセールを始める小売り業者もあり、ブラックフライデーはもはや年末商戦の本格化を意味しない。
NRFのシェイCEOは、今年のホリデーシーズンの買い物をまだ始めてもいない消費者は23%超と、前年の割合から増えているとし、こうした売り上げが今後計上されるとの見方を示した。
NRFは、今年の年末商戦の小売売上高が前年比3.6%増加するとの見通しを据え置いた。