一方、中銀は短期的な物価目標を達成するため、不動産や株価のバブルに手を貸し、金融の安定を脅かすリスクもある。このためエコノミストの間では、中銀は政策の時間軸を延ばすか、物価ではなく金融安定の指標に的を絞るべきだとの声も出ている。
中銀はまた、非伝統的政策を拡大し過ぎたと認めてその利用を抑制し、成長と物価について政府により大きな責任を負わせる必要がある。
(Balazs Koranyi記者 木原麗花 記者)
[フランクフルト/東京 5日 ロイター]
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