直前予想!新型アップルウォッチはこう進化する
アップルウォッチは進化し続けると、アップルのクックCEOは言った Stephen Lam-REUTERS
<日本時間の今夜、サンフランシスコで「iPhone7」とともに発表されるはずの「アップルウォッチ2」。現行モデルも人気がないし期待する人は少ないが、そこをアップルはどう修正してくるのか。本誌が知りえた情報を全公開する>
アップルは間もなく新しいアップルウォッチを発売する。だがユーザーはいまいち盛り上がりに欠けている。米広告技術会社のフルーエントが今年初めに実施した調査でも、2015年に発売されたアップルウォッチを「成功」と見ている人は半数以下だった。
しかも調査の対象となった2500人の成人のうち、実際にアップルウォッチを持っていたのはわずか8%。米調査会社IDCも7月、アップルウォッチの4~6月期の出荷台数が前年同期比で55%減だったと発表した。
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アップルウォッチ2(仮称)はこの劣勢を跳ね返し、新たなユーザーを引き付けることができるのか。アップルのティム・クックCEOが「進化し続ける」と太鼓判を押す最新のアップルウォッチについて、これまで本誌が突き止めた情報を一挙紹介する。
念願の防水機能
アップル製品には防水機能がないことが、ユーザーの間では不満の種だった。顧客の要望を受けてライバルのサムソンやソニーが早々と防水機能を装備したのに対し、アップルはずっと対応を拒んできた。
現行のアップルウォッチの国際的な防水規格はIPX7で、ごくわずかな水しか防げない。腕に付けたままシャワーを浴びるのはよくても、プールなどで泳ぐことはできないレベルだ。
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もし噂が本当なら、2016年はアップルがついにユーザーの念願を叶える記念すべき年になる。近日発売のiPhone7(仮称)とアップルウォッチ2にはいずれも、防水機能が備わるはずだ。
著名なアップル専門アナリストのミンチ・クオや、アップル関連の情報を発信するブログ「MacRumors」、アップル情報に詳しい米IT系オンラインメディア「アップルインサイダー」など数々の有力な情報源が、アップルウォッチ2にはシャワーを浴びられる以上の防水性が備わり、バロメーター機能も新たに搭載されると予測している。
ランニングに便利なGPS機能を搭載
現行のアップルウォッチにGPSが搭載されていないのも、多くのユーザーには不満だった。iPhoneとつなげばGPS機能を使うことはできるが、ランニングなどの運動中にiPhoneを持ち歩くのはかさばるし面倒だ。
GPS機能がないアップルウォッチが、ウエアラブル業界で先行する米フィットビットのフィットネス用高機能腕時計「フィットビット・サージ」などに対抗するのは不可能だ。
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だが米ブルームバーグは8月に公表した報告書のなかで、アップルウォッチ2にGPSが搭載される可能性を示した。GPSが人工衛星からの電波を直接受信すれば、ランニングやウォーキングの距離をより正確に測定できるようになり、健康管理や運動の記録を管理するアプリの情報も改善されるという。