「イギリスはEUで特別な地位獲得の可能性も」独閣僚が早期の交渉を求める

　ＥＵの非加盟国でありながらＥＵと密接な関係を持つスイスやノルウェーのような形を、英国もとることができるかとの質問に対し、ロート氏は、英国との関係は他の国とは異なるだろうと述べた。「英国（経済）の大きさや重要性、ＥＵ加盟国としての長い経歴を踏まえると、特別な地位を得ることになるだろう。ＥＵに加盟したことのない国と同じようにはならないと思う」と述べた。

　英国とＥＵの交渉は主に、ＥＵの単一市場への英国のアクセスと、ＥＵ加盟国の国民が自由に英国に移れるかという点で妥協点が見出せるかが焦点となる。ロート氏は妥協する構えはみせなかった。英国がＥＵ市場へのアクセスを維持しつつ、人の移動を制限することができるかとの質問に対して「それは想像がつかない」とした。「労働者の移動の自由はＥＵが誇る権利だ。これは譲ることができない」と主張した。

［ベルリン　１６日　ロイター］

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